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精神科訪問看護とはdefinition

精神疾患をお持ちの方が、地域の中でより自分らしく安定した生活を送られるようお手伝いするのが精神科訪問看護です。
主治医の指示により、看護師や精神保健福祉士・作業療法士などの有資格者がご自宅や入所されている施設に定期的に訪問し悩みごと等を伺い、助言・援助などトータル的なサポートさせていただくことです。

例えば、

  • 病気やお薬をきちんと飲めるようになりたい。副作用の悩みや服薬管理などのサポートをして欲しい。
  • 入退院を繰り返したくない。
  • 余暇時間の過ごし方の提案や話し相手が欲しい。
  • 福祉サービスや制度の利用、社会資源について知りたい。
  • 対人関係やコミュニケーションに関する相談をしたい。
  • 就労などの仕事の悩み、日中活動について相談したい。
  • 家族のことについて相談したい。
  • その他の生活上の困難について。

などに関する助言を行っております。また、ご家族からの相談も随時行っております。

訪問看護体制についてsystem

訪問看護の対象は、当院に通院されている方になります。

曜日・時間帯 対象地域 訪問時間 訪問回数
曜日 月曜日~金曜日 塩竈市、多賀城市、利府町、七ヶ浜町、松島町および仙台市
※仙台市は一部の範囲となります。
30分ほど 主治医と相談ください
例:週1回や月2回
午前 9:30~12:00
午後 14:00~15:30
  • スタッフの服装や訪問車は、当院と特定できる表示はされておりません。
  • 業務上知り得た情報は、正当な理由無く第三者に漏らすことはありません。

費用についてpayment

  • 診察や薬と同様、医療費が掛かり、各種健康保険・自立支援医療制度が利用できます。
  • 自立支援医療制度を申請すると、原則1割負担になります。
    (所得等により、一人ひとりの月ごとの負担上限額額が異なります。)
  • 申請の手続きに関する問い合わせは、当院受付窓口or相談室までご相談ください。

申し込みについてentry

①ご利用の相談
患者様やご家族から、主治医・看護師・相談室にご相談していただきます。
こちらから、ご提案する場合もあります。
②精神科訪問看護の指示箋
精神科訪問看護が必要と判断した場合、主治医より指示箋が出されます。
③担当スタッフとの面談(電話)
訪問看護スタッフより、ご連絡をいたします。
面談又はお電話にて、訪問日程の調整やご自宅の確認、困りごと等を伺います。
また、利用申込書を記入していただきます。
④訪問看護を実施
スタッフが直接、ご自宅に伺います。

精神科訪問看護利用後の変化voice

実際にご利用いただいた方々のケースを簡単にご紹介します。(一部加工しております。)

  • Aさん:50代女性

    精神科訪問看護の導入前
    主治医から処方されたお薬を適切に服用できず(薬の飲み忘れや過量服薬)、再入院を繰り返している状態でした。

    精神科訪問看護の導入後
    週1回精神科訪問看護を導入する。ご本人の話を伺った後に、薬包への日付印字の提案や、ご本人と共にお薬のラックセットを実施する。また服薬の重要性や薬の作用・効果についても助言する。 その後は、少しずつお薬の自己管理ができる様になり、再入院の回数も減少されました。
  • Bさん:40代男性

    精神科訪問看護の導入前
    1人暮らしの為、他者との関わりも少なく過ごされていました。また継続した通所先もなく、常になにかしらの不安や心配にかられていました。

    精神科訪問看護の導入後
    まずは“精神科訪問看護を通して、他者との会話や気分転換を図る”という看護目標を立てました。回数が進むにつれて、色々と自身のことをお話されるようになり、以前よりも外出頻度が増える・自宅で脳トレに取り組むなどの変化が見られました。そこで当院のデイケアを紹介すると、ご本人も関心を示し今では継続したデイケア通所をされています。